素行要件について
素行要件について
素行要件ってなに？
犯罪歴の有無や態様、納税状況や社会への迷惑の有無などについてです。
社会通念によって判断されるので、通常の生活をしていれば問題ありません。
犯罪歴の有無について
大きく分けて2つの項目があります。それぞれによって、帰化申請できる期間に差があります。
1.オーバースティなど資格外活動違反など
どのくらいのオーバーステイをしていたかが重要ですが、オーバーステイをした場合は最低でも5年は帰化申請が難しいです。
2.法律違反
起訴されていれば10年は帰化申請が難しくなります。
交通違反について
交通違反 ⇒ 直近5年で違反が5回以上ある場合
これは明確な基準があるわけではなく、5回程度違反をしていると帰化申請が難しくなります。
ただし、飲酒・人身・赤切符と言われるスピード違反の場合は1回の違反でも帰化申請は難しいです。
納税について
「住民税」と「年金」の2つが主に審査されます。
直近1年以内の転職をされている方は注意してください。その期間の支払いをしっかりしていたか確認が必要です。
たとえ、1ヶ月間だけでも住民税は自身で支払いを済ませる必要があります。
また、その期間は国民年金での支払いが必要です。この期間の国民年金も自身で支払いを済ませる必要があります。
個人事業主や会社経営の場合は、「個人で住民税をしっかり払っているから安心」ではなく会社に係る納税をしていることも必要です。
申請が受理された後、交通違反などをしてしまった場合は「必ず」法務局への連絡が必要です。
「1回だけだったから」「軽い違反だったから」と隠していてもすぐにバレますので自ら申告をしてください。
素行要件につては基準がありませんが、納税・違反などが基準のひとつになっていることは間違いありませんので、申請後も安心はしないで、審査期間中の約1年間は注意を払ってください。